N3(文法分析)

【N3文法解説】~まま|用法・例文

たのすけ
たのすけ
N3文法「~まま」の説明です。

 

用法

接続

Vた形/Vない形・いA~い・なA~な・N~の+まま

たのすけ
たのすけ
動詞に接続することが多いです。

 

意味

  • 同じ状態で何も変化せずに続いている。

 

例文

  • ホテルは靴を履いたままでいいです。
  • 鍵をかけないまま出かけてしまった。
  • 祖母にはいつまでも元気なままでいてほしい。
  • このスープは冷たいままのほうがおいしい。
  • この町は昔のまま変わっていない。

 

注意事項

  1. あまり普通ではないときに使う。(例)息子が家を出たまま帰ってこない。
  2. 存在を表す動詞(ある、いる)や状態を表す動詞(困る、要る)は接続しにくい。(例)昨日は家にいたまま、どこへも行かなかった。

 

類似文型との違い

~っぱなし

  • 意味は「~まま」と同じ。
  • 「~まま」と「~っぱなし」は、視点が異なる。「~っぱなし」は、そのままにしておくことに対する不満や非難の気持ちがある。(例1)服を脱いだままにしないでください。←脱いだ状態に視点がある。 (例2)服を脱ぎっぱなしにしないでください。←服を脱いでそのままの状態にしたことに視点があり、非難の気持ちがある。

【参考】~っぱなし

 

~きり

  • 意味は「~して、そのままずっと…」(例)彼とは5年前に別れたきり、一度も会っていない。

【参考】~きり

 

~て、・・・

  • 意味は「~します。それから、その状態で~します」
  • その状態で動作をするときは置きかえられるが、何も動作がない場合は置き換えができない。(例1)靴を(〇脱いだまま 〇脱いで)、入ってください。  (例2)〇電気をつけたままにする。 ✕電気をつけて、・・・・。←動作がないため、置き換え不可。

 

以上、たのすけでした。

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