N3(文法分析)

【N3文法解説】~はずだ|用法・例文

たのすけ
たのすけ
N3文法「~はずだ」の説明です。

 

用法

接続

普通形+はずだ *なA~だ→な、N~だ→の

 

意味

  • (理由があるから)間違いなく~だ。(推量・確信)
たのすけ
たのすけ
「当然~だ」という気持ちや判断を表します。

 

例文

  • 今日はアルバイトだと言っていたから、田中さんは今は家にいないはずだ
  • 鈴木さんは真面目で、時間に遅れたことがない。時間までに来るはずだ
  • 10年日本に住んでいるのだから、日本語が上手なはずだ
  • 天気予報によると、今日は5度だそうだ。寒いはずだ
  • あの店の定休日は月曜日だ。今日は月曜日だから、休みのはずだ

 

注意事項

  1. 自分自身には使うことができない。 (例)✕私は来年大学に入学するはずだ。←この場合は、「~予定だ」や「~つもりだ」を使う。 (例)〇私は来年大学に入学する予定だ
  2. 自分自身のことでも、自分の意志で決定できないことや予定の行動と違った場合には、使うことができる。 (例)会社の旅行に行くはずだったが、熱で行けなかった。
  3. 話し手が納得したことも表せるが、推量・確信の意味との判断は難しい。(例)10年日本に住んでいるのだから、日本語が上手なはずだ。(推量・確信の意味にも、納得の意味にもとれる)

 

類似文型との違い

~べきだ

  • 意味は「(社会通念上・道徳・常識的に)~するのが当然だ」。
  • 「~はずだ」との違いは、「~べきだ」には、社会通念上・道徳・常識的な理由がある場合に使う。 (例)借りたお金はすぐに返すべきだ。←常識的に考えて、すぐに返したほうがいい。

【参考】~べきだ/~べきではない

 

~だろう

  • 話し手が断定しないときに使う推量表現。(例)田中さんは忙しいと言っていたから、飲み会には来ないだろう
  • 「~はずだ」は「~だろう」より確信度が高い。
  • 「~はずだ」は根拠があるが、「~だろう」は推量なので、根拠はない。

【参考】「~はずだ」と「~だろう」は何が違う?|日本語文法の基礎知識

 

以上、たのすけでした。

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