【N3文法解説】～わけだ｜用法・例文

たのすけ

N3文法「～わけだ」の説明です。使い方は2つあります。

用法①（納得）

接続

V普通形/いA普通形/なA普通形～だな・である/N普通形～だの・である＋わけだ

たのすけ

「～わけだ」に「という」が結びついた 「～というわけだ」の形もあります。

意味

• なるほど、だから～なのか。

たのすけ

理由があって、その事情や背景を知って、納得したときに使います。

例文

• A：今日からセールで50％offらしいよ。　A：だから人が多いわけなんだね。
• A：キムさんは、10年日本に住んでいるんだって。　B：どうりで日本語が上手なわけだ。
• A：田中さん、彼女に振られたらしいですよ。　B：だから元気がないわけですね。
• A：キムさん、宿題忘れたんだって。　B：だから先生に怒られているわけですね。
• A：毎日、5時間勉強しています。　B：なるほどテストで100点が取れるわけだ。

たのすけ

青いマーカーに注目。注意事項を見てください。

注意事項

1. 前には、「こういう理由だから」「こういう状況だから」と理由が来ることが多い。
2. 「だから」「なるほど」「どうりで」と一緒に使われることが多い。

類似文型

～はずだ

• 意味は「理由があるから、間違いなく～だ」（例）今日はアルバイトだと言っていたらから、田中さんは家にいないはずだ。
• 「～はずだ」は話者の推測や主観が強い。（例1）10年日本に住んでいるのだから、たぶん日本語が上手なはずだ。←話者の推測。　（確信のある推量）（例2）10年日本に住んでいるんだね。どうりで日本語が上手なわけだ。←日本語が上手な背景を知って、納得している。

【参考】～はずだ

用法②（結論）

接続

V普通形/いA普通形/なA普通形～だな・である/N普通形～だの・である＋わけだ

たのすけ

「～わけだ」に「という」が結びついた「～というわけだ」の形もあります。

意味

• だから、～なのだ。

たのすけ

成り行きからそうなるとき、当然そうなると説明するときに使います。（結論までの経緯を説明）。

例文

• このバッグは5000円の3割引きだから、3500円で買えるわけだ。
• アルバイトの時給は900円だ。1日8時間働くと、7,200円もらえるわけだ。
• この大学の合格率は40％なので、10人受けたら、4人しか合格しないわけだ。
• この問題集は100ページなので、1日5ページやれば、20日間で終わるわけだ。
• 毎日21時まで残業しているのだから、疲れるわけだ。
• 何も朝ご飯を食べていない。お腹が空くわけだ。

類似文型

～はずだ

• 意味は「理由があるから、間違いなく～だ」（例）今日はアルバイトだと言っていたらから、田中さんは家にいないはずだ。
• 「～はずだ」は話者の推測や主観が強い。（例1）一人1000円だと、7人で7,000円になるはずだ。←前件をもとに話者の推測。（確信のある推量）（例2）一人1000円だと、7人で7,000円になるわけだ。←前件をもとにそういう結果になる。

【参考】～はずだ

類似文型「わけ」シリーズ

形の似ている「わけ」シリーズがあります。

• ～というわけだ
• ～わけがない
• ～わけではない
• ～わけにはいかない
• ～ないわけにはいかない

以上、たのすけでした。