N3(文法分析)

【N3文法解説】~だらけ|用法・例文

たのすけ
たのすけ
N3文法「~だらけ」の説明です。

 

用法

接続

N+だらけ

 

意味

  • ~が多い、いっぱいだ。
たのすけ
たのすけ
「~だらけ」は、「見たところ~がたくさんあるとき」や「よくない~がたくさんついているとき」に使います。見てわかるときに使うことが多いですが、見てわからなくても使えます。 

 

例文

  • 5年前に買った自転車はもうだらけだ。
  • 間違いだらけで、テストは20点だった。
  • 田中先生のシャツはしわだらけだけど、アイロンをかけているのかな。
  • 田中さんの部屋はゴミだらけで、汚い。
  • 借金だらけで、どうしよう…。
  • 日本に来たばかりで知らないことだらけなので、いろいろ教えてください。
  • 今日は嫌なことだらけで、疲れた。
  • だらけだね…!どうしたの!?

 

注意事項

  • マイナス評価のものにつく。(例)私のテストは正解だらけだ。✕ ←正解はマイナス評価ではないので、違和感。

 

類似文型との違い

~まみれ

  • 意味は「~いっぱいついている」(例)泥まみれの靴では、お店に入らないでください。
  • 「~だらけ」との違いは、「~まみれ」は汚いものが全体に広がって汚れているときに使う。
  • 「~まみれ」は、特に体や服について不快に感じるときに使う。(例)外で遊んだので、泥まみれだ。

【参考】~まみれ

 

~ずくめ

  • 意味は「~がたくさんある」(例)田中さんは全身黒ずくめの服を着ている。
  • 接続する言葉が限られており、慣用表現が多い。(例)黒ずくめ、いいことずくめ、ごちそうずくめ
  • 数えられるものであれば置き換え可能だが、量を表すものにつく場合は「~ずくめ」は不自然。(例)子供が泥(×ずくめ 〇だらけ)になって帰ってきた。

【参考】~ずくめ

 

~ばかり

  • 量や回数が多いこと、割合が多いことを表す。(例)彼の部屋には難しい本ばかり置いてある。
  • 「だらけ」はネガティブな意味で使うことが多いが、「ばかり」はポジティブな意味でもネガティブな意味でも使える。(例)昨日は楽しいこと(〇ばかり ×だらけ)だった!

【関連記事】「NばかりVている」と「Vてばかりいる」は同じ?違う?|日本語文法の基礎知識

 

 

以上、たのすけでした。

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