N1(文法分析)

【N1文法解説】~ずくめ|例文・用法

たのすけ
たのすけ
N1文法「~ずくめ」の説明です。

 

用法

接続

N+ずくめ

 

意味

  • ~が多い。
  • ~が身の回りに続いて起こる。
たのすけ
たのすけ
身の回りにあるのが「何から何まで~ばかりだ」という意味を表します。身の回りに続いて起こることでは、身の回りの生活上のことでいいことに使うことが多いです。

 

例文

  • 誕生日だったので、昨日の晩はごちそうずくめだった。
  • 鈴木さんは全身ブランドずくめだ。
  • 僕の彼女はいつもずくめの服だから、たまには明るい色も着てほしい。
  • 今週は会議ずくめで嫌だなぁ~。
  • 最近残業ずくめで、たまには早く帰りたい・・・。
  • 今回のオリンピックは記録ずくめで、最高新記録が多かった。
  • 最近、彼ができたり、お給料が上がったり、いいことずくめだ。
  • 息子が結婚して、娘に子供が産まれた。おめだたいことずくめだ。

 

注意事項

  1. 慣用句的な言い方が多い。(例:いいことずくめ、ごちそうずくめ、うれしいことずくめ、黒ずくめ)そのため、使えない言い方もある。(例:赤ずくめ、本ずくめ)
  2. 量など、数えられないものにはつきにくい。(例)泥ずくめ、血ずくめ

 

類似文型との違い

~まみれ

  • 意味は「~いっぱいついている」(例)(例)泥まみれの靴では、お店に入らないでください。
  • 「~まみれ」は、特に体や服について不快に感じるときに使う。(例)外で遊んだので、泥まみれだ。

【参考】~まみれ

 

~だらけ

  • ~が多い、いっぱいだ。(例)間違いだらけで、テストは20点だった。
  • マイナス評価のものにつく。(例)テストは正解だらけだった。×←「正解」はマイナス評価ではないので、不自然。
  • 数えられるものであれば置き換え可能だが、量を表すものにつく場合は「~ずくめ」は不自然。(例)子供が泥(〇だらけ ×ずくめ)になって帰ってきた。

【参考】~だらけ

 

~ばかり

  • 量や回数が多いこと、割合が多いことを表す。(例)彼の部屋には難しい本ばかり置いてある。
  • 「ばかり」はポジティブな意味でもネガティブな意味でも使える。

【関連記事】「NばかりVている」と「Vてばかりいる」は同じ?違う?|日本語文法の基礎知識

 

 

以上、たのすけでした。

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