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たのすけ
N2文法「~どころか…も」の説明です。
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用法
接続
普通形+どころか…も
*なA-だ→×/な/である
*N-だ→×/である
意味
- ~はもちろん、・・・も。
たのすけ
普通レベルに加えて、それよりも低いレベルを示すことで、「そんな程度じゃない、もっとだよ」というニュアンスを表します。
例文
- 隣の部屋の人は会うどころか、今まで一度も見たことがない。
- のどが痛くて、食べるどころか、水を飲むのも辛い。
- 私はアルコール3%のチューハイどころか、お酒の入ったチョコレーさえ食べられない。
- 結婚どころか、彼女すらもいない。
- 家賃2万円のアパートは、お風呂どころかトイレもない。
- 今朝はパンどころか、水だって飲む時間がなかった。
注意点
- 後件は「~も/さえ(も)/すら(も)/だって~ない」と、否定的な表現が来ることが多い。
類似文型との違い
~どころか
- 意味は「~なんて、とんでもない。むしろ~だ」(例)A:あれ?痩せた? B:痩せたどころか、2キロ太ったよ。
【参考】~どころか
~ばかりか
- 意味は「~だけでなく、さらに」
- 「AばかりかB」は、AもBも意外なものを取り上げるが、「AどころかBも」は、Aは共通認識や予想できることがくる。(例)田中さんはスペイン語(〇ばかりか ×どころか)、ドイツ語も話せる。(←田中さんがスペイン語を話せることに驚いているので、「~どころか…も」は×)
【参考】~ばかりか
~ばかりでなく…も
- 意味は「~だけでなく、さらに」
- 「AばかりでなくBも」はポジティブなことにもネガティブなことにも使えるが、「AどころかBも」は、ポジティブなことには使われにくい。(例)田中さんは親切な(〇ばかりでなく ×どころか)、頭もいい。
【参考】~ばかりでなく…も
~はおろか
- 意味は「~は当然として(さらに~も)」(例)私の部屋はエアコンはおろか扇風機もありません。
- 「~はおろか」の方が硬い言い方。
【参考】~はおろか
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以上、たのすけでした。
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日本語教師たのすけです。
恥ずかしがり屋で引っ込み思案・周りの目を気にしすぎる私でも、日本語教師の仕事にやりがいを持って働けるようになった授業のやり方を中心に、発信しています。