N1(文法分析)

【N1文法解説】~やいなや|用法・例文

たのすけ
たのすけ
N1文法「~やいなや」の説明です。

 

用法

接続

V辞書形+やいなや

 

意味

  • ~するのと同時に。
たのすけ
たのすけ
ある出来事を受けて、それと同時かと思うくらいすぐに、別のことが起きるときに使います。

 

例文

  • 友達が映画を観るやいなや、すぐに寝てしまった。
  • 田中さんは仕事があるのに、18時になるやいなや、帰ってしまった。
  • 授業が終わるやいなや、学生たちは元気になった。
  • 知らない男性は、私の顔を見るやいなや、写真を撮った。
  • コンサートが始まるやいなや、トイレに行きたくなってしまった。
  • プレゼントをもらうやいなや、中身も見ないで捨てた。
  • 牛乳を飲むやいなや、お腹が痛くなった。

 

注意事項

  1. 漢字で書くと「~や否や」
  2. 書き言葉。
  3. 後件は、予想外な出来事が多い。
  4. 前件・後件ともに実際に起きたことが来る。なので、過去形が多い。

 

類似文型との違い

~か~ないかのうちに

  • 意味は「~するのとほぼ同時に/~しようとしているその時に」(例)20分ジョギングをするしないかのうちに、足が痛くなってきた。
  • 「~やいなや」とは、前後関係が少し違う。(例1)コンサートが始まる始まらないかのうちに、トイレに行きたくなった。←コンサートが始めると同時に、お腹が痛くなった。 (例)コンサートが始まるやいなや、トイレに行きたくなった。←コンサートが始まってすぐに、お腹が痛くなった。

【参考】~か~ないにかのうちに

 

~(か)と思うと/~(か)と思ったら

  • 意味は「~すると、すぐに」(例)息子は勉強を始めたかと思ったら、携帯電話でゲームを始めた。
  • 前件には、話し手の印象や瞬間的に思ったことが来る。(例)赤ちゃんは寝たかと思ったら、すぐ泣きだした。
  • 後件には、話し手が不思議に思って注目していることが来る。

【参考】~(か)と思うと/~(か)と思ったら

 

~たとたん

  • 意味は「~した瞬間/~したのと同時に」(例)窓を開けたとたん、蚊が入ってきた。
  • 「~やいなや」と置き換え可能。
  • 「~たとたん」は後件に変化が起こったことに重点が置かれるが、「~やいなや」は時間差がないことに重点が置かれる。

【参考】~たとたん

 

 

以上、たのすけでした。

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