N2(文法分析)

【N2文法解説】~(か)と思うと/~(か)と思ったら|用法・例文

たのすけ
たのすけ
N2文法「~(か)と思うと/~(か)と思ったら」の説明です。

 

用法

接続

Vた形+(か)と思うと/(か)と思ったら

 

意味

  • ~すると、すぐに
たのすけ
たのすけ
~の後、すぐに続いて次の出来事や大きな変化が起こることを表します。

 

例文

  • 赤ちゃんは寝たかと思うと、泣き出した。
  • 携帯電話のアラーム(緊急地震速報)が鳴ったかと思うと、大きい地震が来た。
  • 息子は勉強を始めたと思ったら、携帯電話でゲームを始めた。
  • 空が光ったかと思ったら、大きい雷が鳴った。
  • 突然大雨が降ったと思ったら、もう止んでしまった。

 

注意事項

  1. 話し手の自分のことには使えない。
  2. 後件は、少し意外性のある内容で、話し手が不思議に思って注目する様子を表す。意外な発見や驚きを表す。

 

類似文型との違い

~か~ないかのうちに

  • 意味は「~するのとほぼ同時に」
  • 前後関係が異なる。(例1)アラームが鳴る鳴らないかのうちに、止めた。←アラームが鳴っているときに止めた。 (例2)アラームが鳴ったかと思ったら、止めた。←アラームが鳴ったあとすぐに、止めた。

【参考】~か~ないにかのうちに

 

~たとたん

  • 「AたとたんB」は、Aが引き金でBが起こるという表現。
  • 「~(か)と思うと」は、自分のことには使えないが、「~とたん…」は自分のことに使える。(例)立った(〇とたん ✕かと思うと)、めまいがした。(自分のことなので、「~かと思うと」は✕)

【参考】~たとたん

 

~やいなや

  • 意味は「~するのと同時に」
  • 「~たとたん」と同じ意味で使える。

【参考】~やいなや

 

以上、たのすけでした。

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