N2(文法分析)

【N2文法解説】~にかけては|用法・例文

たのすけ
たのすけ
N2文法「~にかけては」の説明です。

 

用法

接続

N+にかけては
*動詞に接続するときは、<V辞書形>こと+にかけては

たのすけ
たのすけ
名詞を修飾するときは「NにかけてのN」になります。

 

意味

  • ~の分野では/~に関しては(…が一番だ/すごい)。

 

例文

  • アニメの知識にかけては、誰にも負けない。
  • パソコンの知識にかけては田中さんが一番だ。
  • Mac bookはデザインにかけては、他のパソコンより優れている。
  • 宇宙の研究にかけてはアメリカが一番進んでいる。
  • 歌の上手さにかけては、マライアキャリーが一番だと思う。
  • ドン・キホーテは、商品の安さにかけては、この地域だ一番だ。
  • 料理は下手ですが、お菓子を作ることにかけては自信がある。
  • このクラスで日本語を話すことにかけては、キムさんが一番上手だ。
  • 妻を愛することにかけては、誰にも負けない。

 

注意事項

  1. 自分の能力を誇ったり、誰かを称賛するときに使う。
  2. 後件は「一番だ/優れている/自信がある」という評価を表す内容が来る。
  3. 「V辞書形+こと」「A-さ」で使うことも多い。
  4. ポジティブな意味に使う。(例)サッカーにかけては、一番下手だ。✕

 

類似文型との違い

~から…にかけて

  • 形は似ているが、意味が違う。(例)昨日の夜からにかけて雨が降った。

【参考】~から…にかけて

 

~において

  • 意味は「~で」(例)2024年のオリンピックはパリにおいて行われる。
  • 場所・場面・領域・時間を表すときに使う。
  • 「AにおいてB」は、「Aという側面から見てB」の意味。「AにかけてはB」は、Aが特に優れている分野が来る。(例)成績(×においては 〇にかけては)、田中さんがクラスで一番だ。←成績は範囲が広いため、違和感がある。

【参考】~において

 

以上、たのすけでした。

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