N1(文法分析)

【N1文法解説】~に即して/~に則して|例文・用法

たのすけ
たのすけ
N1文法「~に即して/~に則して」の説明です。

 

用法

接続

N+に即して/に則して

たのすけ
たのすけ
事実や経験を表す名詞のときは「~に即して」を使い、法律や規範を表す名詞のときは「~に則して」の漢字を使います。名詞に接続するときは、「~に即した/~に則したN」になります。

 

意味

  • ~に従って/~に合うように。
  • ~を基準にして。
たのすけ
たのすけ
「即する」には、離れないでぴった付くという意味があります。

 

例文

  • 事実に即して話してください。
  • 経験に即して話すと、大学生の時にアメリカ留学してよかった。
  • 状況に即した対応が求められる。
  • 時代に即して、人々の考え方も変わっていった。
  • 現場に即して、どんどん社内のルールを変えていきましょう。
  • 法律に則して、この道路は60kmで走らなければならない。
  • 学校では規則に即して、茶色い髪やピアスはしてはいけないことになっている。

 

注意事項

  1. 事実や規範・体験を表す名詞に接続する。(例)事実・現実・状況・現状・実態・現場・流れ・体験
  2. やや硬い言い方。

 

類似文型との違い

~に沿って

  • 意味は「~に合うように」(例)マニュアルに沿って、仕事を進めてください。
  • 「~に沿って」は、事実として存在するものでも、期待や計画など変化していくものでもいいので、「~に即して/~に則して」から「~に沿って」に置き換え可能。(例)事実(〇に沿って 〇に即して」話してください。

【参考】~に沿って

 

~にもとづいて

  • 意味は「~を基礎・根拠・基本にして」(例)計画にもとづいて、勉強する。

【参考】~にもとづいて

 

 

以上、たのすけでした。

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