N2(文法分析)

【N2文法解説】~としたら/とすれば/とすると/~となったら/となれば/となると|用法・例文

たのすけ
たのすけ
N2文法「~としたら/とすれば/とすると/~となったら/となれば/となると」の説明です。

 

用法

接続

普通形+としたら/とすれば/とすると
普通形/N+となったら/となれば/となると

 

意味

  • ~と仮定した場合
  • その状況なら
たのすけ
たのすけ
想像や空想のことを条件設定し、話者の判断や意見を言うときに使います。

 

例文

  • 無人島に一つだけ持って行くとしたら、携帯電話を持って行くつもりだ。
  • もし日本に留学していなかったとしたら、結婚していただろう。
  • 好きな映画をあげるとすれば、「ハリーポッター」だ。
  • 世界一周旅行をするとすれば、100万円はかかる。
  • 一億円あるとすると、働かなくなるだろう。
  • 田中さんが来ないとなると、誰も運転できる人がいない。
  • 大阪へ行くとなったら、新幹線が早くていいと思う。
  • 結婚となったら、仕事を辞めるつもりだ。
  • 7時に家を出たとなれば、もう学校に着くだろう。
  • 弟がケーキを食べないとなると、1つケーキが余る。

 

注意事項

  1. ~としたら/とすれば/とすると」は、想像や空想上のことを条件設定した仮定になる。そのため、「たら/ば/と」と置き換えできないことがほとんど。(例)無人島に一つだけ(〇持って行くとしたら ×持って行ったら)、携帯電話を持って行くつもりだ。
  2. 「~となったら/~となれば/~となると」は、実現する可能性があることにつく。それが実現した場合を考えている。
  3. 後件には、話し手の判断がくる。ただし、「~とすると/~となると」の後には話者の希望・意向を表す文、働きかけの文は来ない。
  4. 「~としたら」が一番広範囲に使える。

 

類似文型との違い

~ものなら

  • 意味は「もしできるなら、…したい/してほしい」(例)20年前に戻れるものなら、戻りたい。
  • 「~ものなら」は後件に話者の希望や期待をする表現が来るが、「~としたら」は話者の判断や意見が来る。

【参考】~ものなら

 

 

以上、たのすけでした。

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