N3(文法分析)

【N3文法解説】~はもちろん|用法・例文

たのすけ
たのすけ
N3文法「~はもちろん」の説明です。

 

用法

接続

N(+助詞)+はもちろん

たのすけ
たのすけ
文法書によって接続が異なります。N以外に接続するときは、「V普通形・A普通形・Naな/Naだった+のはもちろん」になります。

 

意味

  • ~だけでなく…も。
  • ~は当然のこととして。

 

例文

  • 兄は勉強はもちろん、スポーツできる。
  • 英語はもちろん、日本語話せる。
  • あの居酒屋は料理はもちろんお酒安い。
  • ドラえもんは子供はもちろん大人楽しめる。
  • 田中さんは真面目だ。平日はもちろん、休みの日勉強している。
  • 彼ははもちろん、性格いい。
たのすけ
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後件の助詞は、「も」を使います。

 

注意事項

  1. 話し言葉は「~はもちろん」で、書き言葉は「~はもとより」(例)英語はもとより、日本語も話せます。
  2. 前件では、自明の事柄や代表的なことが来て、後件で新情報を追加する。
  3. 後件では、前件と同程度の事柄を扱う。(例1)英語はもちろん、日本語も話せる。〇(例2)英語はもちろん、絵も上手だ。✕
  4. 意外なことを取り立てることは不向き。(例)偶然田中さんに会ったのはもちろん、鈴木さんにも会った。×

 

類似文型との違い

~ばかりでなく…も

  • 意味は「~だけでなく…も」(例)田中さんは親切なばかりでなく、頭いい。

【参考】~ばかりでなく…も

 

~はもとより

  • 意味は「~は当然のこととして」(例)教室はもとより、トイレでもたばこを吸ってはいけません。
  • 「~はもちろん」よりも「~はもとより」のほうが硬い言い方。

【参考】~はもとより

 

~はおろか

  • 意味は「~は当然として(さらに~も)」(例)名前はおろか、顔させも覚えていません。
  • 「~はおろか」は、前件で程度が普通のことを述べて、後件で程度が上のことを述べるが、「~はもちろん」は前件で自明のことや代表的なことが来て、後件で新情報を示す。

【参考】~はおろか

 

以上、たのすけでした。

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