N2(文法分析)

【N2文法解説】~はもとより|用法・例文

たのすけ
たのすけ
N2文法「~はもとより」の説明です。

 

用法

接続

N+はもとより

 

意味

  • ~ばかりでなく…も。
  • ~は当然のこととして。
たのすけ
たのすけ
当然だと思っていることや、代表的な例を挙げ、「それだけでなく」と言いたいときに使います。

 

例文

  • 教室はもとより、トイレでもたばこを吸ってはいけません。
  • 父はパソコンはもとより、カメラや携帯電話も使い方がわからない。
  • 家族はもとより、友達や先生のおかげで大学に合格できた。
  • 私の町は田舎なので、電車はもとよりバスもない。
  • 私は語学が苦手だ。フランス語やドイツ語はもとより、英語も話せない。
  • 日本に来たときは、日本人と話すことはもとより、買い物もできなかった。
  • ホンダの車はデザインはもとより質もいいので、人気がある。
  • ダイエットしたいなら、運動はもとより食べる量も減らさなければ、意味がありません。

 

注意事項

  1. 硬い言い方。
  2. 後件では「他にも」という意味で「も」を使うことが多い。

 

類似文型との違い

~はもちろん

  • 意味は「~は当然のこととして」(例)兄は、スポーツはもちろん勉強もできる。
  • 「~はもちろん」のほうが「~はもとより」カジュアルな言い方。

【参考】~はもちろん

 

~ばかりでなく…も

  • 意味は「~だけでなく…も(さらに…)」(例)このレストランはサービスが悪いばかりではなく、料理おいしくない。

【参考】~ばかりでなく…も

 

~はおろか

  • 意味は「~は当然として(さらに~も)」(例)名前はおろか、顔させも覚えていません。
  • 「~はおろか」は、前件で程度が普通のことを述べて、後件で程度が上のことを述べるが、「~はもとより」は前件で自明のことや代表的なことが来て、後件で新情報を示す。

【参考】~はおろか

 

 

以上、たのすけでした。

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