N2(文法分析)

【N2文法解説】~おそれがある|用法・例文

たのすけ
たのすけ
N2文法「~おそれがある」の説明です。

 

用法

接続

V辞書形/ない形・Nの+おそれがある

 

意味

  • ~という心配がある。
たのすけ
たのすけ
「悪いことが起こるかもしれない」という意味で、それが起こってほしくないと思っています。

 

例文

  • タバコを吸いすぎると、病気になるおそれがあります
  • 台風が来ているので、強い風が吹くおそれがあります
  • 今年はインフルエンザが流行するおそれがあります
  • 医者:太りすぎて、手術ができないおそれがあります。ダイエットしてください。
  • 事故があったので、予定の時間に到着しないおそれがあります
  • この地震による津波のおそれはありません
  • 今晩、大雨のおそれがあります
  • 副作用のおそれがあるので、医者の指示を守ってください。

 

注意事項

  1. 天気予報、ニュース、通知などで使う。
  2. 硬い言い方。
  3. 悪いことにしか使わない。(例)✕明日は晴れるおそれがある。←「晴れる」ことはいいことなので、違和感。

 

類似文型との違い

~かもしれない

  • 「~おそれがある」と「~かもしれない」の違いは、「~おそれがある」は悪い意味で、それが起こってほしくないときに使う。(例)大きい地震があったので、津波が来る(〇かもしれない 〇おそれがある)。←「おそれがある」を使うことで、「津波が来るという心配がある」という、心配する気持ち、それが起こってほしくない気持ちを表すことができる。

 

~かねない

  • 「~かねない」と「~おそれがある」は接続が違う。
  • 「~おそれがある」は何でも使えるが、「~かねない」は原因がはっきりしている場合に使う。(例)体を(〇壊すおそれがある △壊しかねない)。←体を壊す原因がはっきり書かれていないので、「~かねない」は違和感。

【参考】~かねない

 

~得る/~得ない

  • 意味は「~可能性がある/~可能性がない」 (例)将来、宇宙旅行はあり得ることだ。

【参考】~得る/~得ない

 

以上、たのすけでした。

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