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たのすけ
N2文法「~わりに(は)」の説明です。
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用法
接続
Nの・V/A普通形+わりに(は) *なA~だ→~な/~である
意味
- ~という基準から考えられる程度と違っている。
たのすけ
基準と実際が不釣り合いな様子を客観的に述べます。
例文
- たくさん勉強したわりには、テストができなかった。
- この料理は冷蔵庫にある食べ物で作ったわりには、おいしくできた。
- 田中さんは授業でいつも寝ているわりに、成績がいい。
- このパソコンは値段が高いわりには、よくない。
- このレストランは有名なわりに、お客さんが少ない。
- 仕事が大変なわりには、給料が安い。
- あの人は年齢のわりに、若く見える/歳を取って見える。
- おじいさんは病気のわりには、元気だ。
注意事項
- 硬い文ではあまり使わない。
- プラス評価でもマイナス評価でも使える。
- 形容詞や尺度や程度などある程度幅のある名詞につく。動詞の場合は、程度副詞と一緒に使うことが多い。(例)値段・年齢・若い・心配する・よく勉強している
類似文型との違い
~わりに
- 意味は「ある状況と予想されることを比較すれば」 (例)私の子供は年齢のわりに、体が小さい。
- 「~わりに(は)」とほとんどの場合、置き換え可能。限定を特に強調したいときは、「~わりには」を使ったほうがいい。
~にしては
- 意味は「~という事実・基準から考えると予想外だ」
- 「~にしては」と「~わにりは」との違いは、「~にしては」は具体的な言葉につくが、「~わりには」は幅のある言葉につく。 (例)値段(〇のわりには ✕にしては)、おいしくない。←「値段」は幅があるので、「~にしては」は違和感。「~にしては」を使う場合は、1,000円などの具体的な言葉にする。
- 「~にしては」の方が、意外な気持ちを表す。
- 「~わりに(は)」と置き換え不可。
【参考】~にしては
~にしても
- 意味は「~なのはよくわかるが、でも」(例)どんなに忙しいにしても、LINEの返事はできると思う。
- 「~わりに(は)」は、不釣り合いな様子を客観的に述べるのに対して、「~にしても」は、話者の気持なので主観を述べることが多い。
【参考】~にしても(用法①)
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以上、たのすけでした。
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日本語教師たのすけです。
恥ずかしがり屋で引っ込み思案・周りの目を気にしすぎる私でも、日本語教師の仕事にやりがいを持って働けるようになった授業のやり方を中心に、発信しています。