N2(文法分析)

【N2文法解説】~がたい|用法・例文

たのすけ
たのすけ
N2文法「~がたい」の説明です。

 

用法

接続

Vます形+がたい

たのすけ
たのすけ
意志動詞につきます。(例)わかりがたい×

 

意味

  • ~することが難しい。
  • ~できない。
たのすけ
たのすけ
「気持ち的にはしたいけど・・・」というときに使います。

 

例文

  • 人をいじめるのは許しがたい
  • 子供の頃に家族で沖縄旅行に行った。忘れがたい思い出だ。
  • 高校生が親を殺すニュースを見た。信じがたいことだ。
  • 田中さんはあまり好きではない。田中さんと恋人になるのは想像しがたい
  • 正解ではないが、間違っているとも言いがたい
  • 日本留学は私にとってがたい経験だ。
  • どちらの絵もいいので、甲乙つけがたい
たのすけ
たのすけ
「得がたい」「甲乙つけがたい」 は慣用句的な言い方です。

 

注意事項

  1. 書き言葉。
  2. 心の動きや発言に関わる動詞と一緒に使う。(例)想像する、理解する、信じる、許す、言う、受け入れる。
  3. 「~がたい」は「心情的にしたいけど不可能」なときに使うので、「能力的・物理的に不可能」の場合は使えない。(例1)中国語が(✕読みがたい 〇読めない)。 (例2)鍵を忘れたので(✕入りがたい 〇入れない)。

 

類似文型との違い

~にくい

  • 「~がたい」は書き言葉だが、「~にくい」は書き言葉も話し言葉もどちらでの可能。
  • 「~がたい」がしようと思ってもできないことに使うが、「~にくい」はしようと思えばできるが、するのが難しいときに使う。(例)この鉛筆は短すぎるので、(✕持ちがたい 〇持ちにくい)。←短くても持ているので、「~がたい」は違和感。

 

~づらい

  • 意味は「~するのが難しい」
  • 気持ち的にするのが難しいとき・肉体的負担のときに使う。(例)上司に会社を辞めると言いづらい

【参考】~づらい

 

 

 

以上、たのすけでした。

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