N1(文法分析)

【N1文法解説】~とはいえ|用法・例文

たのすけ
たのすけ
N1文法「~とはいえ」の説明です。

 

用法

接続

普通形+とはいえ

たのすけ
たのすけ
な形容詞と名詞の「だ」は省略できます。

 

意味

  • ~だが、それでもやはり…だ。
たのすけ
たのすけ
前件の事情を認めながらも、それを理由に正当化できないときや結果が違っているときに使います。

 

例文

  • 知らないとはいえ、失礼しました。
  • 春になったとはいえ、まだ寒い日もある。
  • 退院したとはいえ、まだ重い物を持ったり走ったりしないてください。
  • 駅から近いとはいえ、家賃10万円は高すぎる。
  • いくら眠いとはいえ、運転中は眠くならない。
  • 体調が悪かったとはいえ、休む前に連絡するべきだった。
  • 日本は安全とはいえ、夜中に一人で歩くのは危険だ。
  • 家族とはいえ、お金の貸し借りはしないほうがいい。
  • 夫婦とはいえ、24時間一緒にいるのは疲れる。
  • アメリカ人とはいえ、5歳から日本に住んでいるので、日本語がペラペラだ。

 

注意事項

  1. 書き言葉。
  2. 後件で、話者の意見や判断を述べる。

 

類似文型との違い

~といえども

  • 意味は「たとえ/いくら~でも」(例)プロといえども、失敗することはある。
  • 「~とはいえども」のほうが、一般的なことに使う。

【参考】~といえども

 

~ものの/~とはいうものの

  • 意味は「~なのは確かだが、…」(例)大学を卒業したものの、就職できない人が多い。
  • 「~とはいえ…」には「…」に判断や評価が含まれない。「~ものの…」は、~という事実は認めるがそれに反する内容を「…」で表す。(例)口では「頑張る!」と言っている(×とはいえ 〇ものの)、頑張っているように見えない。
  • 事実や確実性が高いことにつく。

【参考】~ものの/~とはいうものの

 

~といっても

  • 意味は「~というけれども、実際は」(例)あの2人は仲がいいといっても、恋人じゃない。
  • 実際と想像するイメージが違うときに使う。

【参考】~といっても

 

以上、たのすけでした。

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