「20代で日本語教師に転職するのってどうなのかな・・・」
こんな疑問を持っていませんか?
この記事は、20代で日本語教師に転職した私の体験談を書いています。
20代で日本語教師に転職しようと思っている人の参考になれば幸いです^^
目次
20代で日本語教師になる決意した理由
日本語教師に興味を持ったきっかけは、「海外と関われる仕事」だったから
私が日本語教師に興味を持ったのは大学生の頃でした。
大学生の頃にフィリピン留学を経験し、それから海外旅行にもよく行くようになり、漠然と「海外と関わる仕事がしたい」と思っていました。
フィリピン留学に行くまでのことは「一歩を踏み出す勇気がない?変われた私が経験から伝えたい3つのこと」の記事に書いています。
将来的にワーキングホリデーに行きたいと思っていたのも理由の一つです。
「将来どんな仕事をしようかな?」
と調べていたときに、日本語教師という職業を知りました。
「海外に関われる仕事」として、日本語教師にどんどん興味が湧いてきました。
しかし、私の周りは一般企業に就職する人ばかりで、ちょっと変わった?職業である日本語教師になる勇気がなく、諦めました。
実際、人前で話すのが得意ではなかったし、教師なんて職業は自分には無理かも…と思っていました。
もちろん、新卒でワーキングホリデーに行く勇気もなく、一般企業に就職する道を選びました。
理由は他にもあって、
日本語教師について調べていた時に、「給料が安い」「やることが多い」とネガティブな意見も多かったので、一般企業に就職したほうがいいと思ったからです。
日本語教師に転職した決め手は「海外で働いてみたい」!なら、今やるしかない!
日本語教師へ転職した理由は「後悔しないように、チャレンジしよう!今しかない!」と思ったからです。
一般企業に就職後、それなりに充実した日々を送っていました。
ただ、今の仕事をずっと続けていられるのかいたいのか、と思ったときに、自分の中に疑問がわいてきました。
「今の仕事は結婚してからも続けられる?」
「ずっと今の仕事をしていたい?」
「やりたかったことをやらないで後悔しない?」
そういうことを頭の中で考えていました。
相変わらず海外旅行は好きでよく行っていて、
いつしか大学生の頃「海外と関わる仕事がしたい」と思っていた夢がよみがえってきました。
そう思うと、ワーキングホリデーに行きたかった気持ちも思い出してきたんです!
海外への興味もどんどん増え、いつしか「海外で働けたらいいな」と考えるようになりました。
海外で働く手段として日本語教師の資格を取っておけば、チャンスが広がるかも?と思いました。
仕事もそれなりにやりがいを感じていたけど、
「やっぱり20代のうちにチャレンジしたい!」
という気持ちが抑えられなくなってきました。
新卒で日本語教師になる勇気やワーキングホリデーに行く勇気が当時はなかったけど、でも、
「自分が変わりたい!」と思って行動すれば、
何かが変わって、自分の世界が広がる!
ことを大学生のときに経験して知っていました。
詳しくは「一歩を踏み出す勇気がない?変われた私が経験から伝えたい3つのこと」をどうぞ。
やりたいことにチャレンジしないのは、もったいないですよね。
今思うと、人前で話すのが苦手であがり症の私が、よく「日本語教師になる!」と決断したものです。
人前で話すのが苦手な私でも日本語教師になれた理由は「【経験談】「人前で話すのが苦手」でも日本語教師になれる5つの理由」の記事をどうぞ。
仕事をしながら日本語教師養成講座に通って資格を取り、日本語教師への転職に成功しました。
日本語教師に転職して思うこと
毎日が新鮮すぎて、楽しい!
日本語教師に転職してから、毎日が新鮮すぎてびっくりしました。
とにかく毎日同じことは起きないんです。
何かしら事件がありますし。
日本語教師になりたての頃は、学生の国の文化も知らないことばかりで、驚きと発見の連続でした。
日本語教師になって、私の毎日は変わりました。
日々過ごすのにも「あ、授業で使えそう」「話のネタにしよう」とか、日本語教師の仕事中心に生活をするようになりました。
仕事中心の生活がいいのか悪いのかは人によると思いますが、
「やりがいってこういうことなんだな、毎日刺激があるってこういうことなんだな」
と思いました。
日本語教師のやりがいについては「日本語教師のやりがい5選|私が日本語教師を続ける理由!」をどうぞ。
あまりに夢中になりすぎて、結婚適齢期を過ぎても結婚する気配なんてありませんでした。
今思うと、仕事も恋愛も上手にできたら最高でしたね。
20代で日本語教師になったメリット
20代で日本語教師になったメリットは3つあります。
詳しく解説していきます。
1.体力があるので、授業準備に明け暮れて大丈夫!
20代で日本語教師に転職してよかったなと思うことは、比較的体力があることです。
授業準備に明け暮れても大丈夫!というのは、ちょっと大袈裟ですね。
そんなことはないです。やっぱり疲れはあります。
日本語教師は体力勝負です。
特に、新人日本語教師になったばかりのころは授業準備に追われます。
寝ないで授業準備をする日もありました。
身体の疲れは心の疲れにつながります。
授業準備が終わらないし、やることがいっぱあるし、正直疲れたと思ったこともあります。
しかし、若かった分体力があったので、寝ないでも次の日へっちゃらでした。学生に会えば元気をもらえましたし。
私の場合、最初から専任講師として雇ってもらえたので、フルで授業はあるし、やることはいっぱいあるしで大変でした。
日本語教師になったばかりの頃は、慣れるまでは非常勤講師で授業のコマ数を減らしたほうが負担が減るのでいいかもしれません。
専任講師(常勤講師)と非常勤講師の違いについては「日本語教師の「常勤」と「非常勤」の違い|メリット・デメリットを紹介!」をどうぞ。
2.素直に先輩に教えを請える
先輩日本語教師がみんな年上だったので、わからないことを何でも聞けたのがよかったです。
導入の仕方や文法の教え方、読解授業のやり方など、何から何まで聞きまくって、授業見学をさせてもらいました。
一番年下だったからこそ、何でも聞きやすかったのはあるかもしれません。
実際に現場で働いている日本語教師の先輩方から教えてもらったおかげで、日本語教師として自信が持てるようになりました。
3.学生と歳が近いので親近感をもってもらえる
私は20代で他の日本語教師の先生より学生と歳が近かったので、親近感を持ってもらえたようです。
私が勤務していた日本語学校は40・50代の方が多く、日本に来る留学生は18歳から20代が多いので、20代の私は話しやすかったみたいです。
休み時間には、学生の好きな日本の歌手や俳優、ドラマやアニメ・漫画の話で盛り上がりました。
20代で日本語教師になったデメリット
20代で日本語教師になったデメリットは2つあります。
詳しく解説していきます。
1.歳が近い分、学生になめられやすい
歳が近いメリットは親近感をもってもらることですが、それはデメリットでもあります。
20代で若かったこともあり、なめられているのでは?と思うこともあって悔しい思いもしました。
学生の質の問題と言ってしまえばそれまでですが、大人の学生もいれば、まだ子供の学生もいます。クラスにいるやんちゃなタイプです。
もともと私の性格上、ズバッと言うことが得意ではないので、最初は叱り方もわかりませんでした。本当に本当に悩みました。
「やるしかない!」と思って、叱るときは叱ると心に決めました。
それでも苦手なものは苦手です。
ただ、相手のためを想うからこそ言わなければいけないこともあって、
その時は「叱る」のではなく、「相手のことを想うからこそ伝える」ようにしています。
日本語教師としての年数を重ねれば、学生の扱いもわかってくるので、だんだん悩みは少なくなってくると思います。
2.休日が授業準備でなくなる
日本語教師になってからは、休みの日は授業準備ばかりしていました。
(一度教えた経験があれば、同じところを2回目・3回目と教えるときは授業準備は楽になります)
休みの日が授業準備でつぶれても苦にならなかったのは、日本語教師の仕事が本当に楽しくて好きだったからです。
楽しい授業ができるように、学生の日本語が上手になるように考えたら、授業準備は全然苦じゃなくなりました。
今言葉を作りましたが、ワーカホリックならぬ「日本語教師ホリック」ってやつです。
授業準備については「授業準備が終わらない!?~日本語教師の授業準備にかかる時間~」の記事で詳しく書いています。
3.異性との出会いがない
日本語教師をしていると、99%ぐらい出会いはありません。
日本語教師の職業は女性の方が多いですし、休みの日は授業準備をしているので、出かけません。つまり、異性に出会うチャンスはありません。
恋人がいなくても充実した日々を送れたのは、日本語教師という仕事のおかげです。
本当、やりがいしかないです。
今はアプリで異性と出会えますから、出会いはいくらでもあると思います。
今振り返ると、仕事をしながら恋愛も楽しめたら最高でしたね。
あえてメリットがあるとすれば、「恋人がいない」ほうが、日本語の授業で例文を作るときにネタにしやすいことです。
ぶっちゃけ、20代で日本語教師に転職してどう?
20代で日本語教師に転職して正解!
日本語教師は何歳でも始められて、いつまでも続けられるのがメリットですが、私は20代で日本語教師に転職してよかったと思います。
20代のうちに自分の転職だと思える仕事に出会えたし、
20代だからこそ好きだと思える仕事に全力投球できました。
給料は生活していける程度もらえるから、大丈夫だった!
大学生のときに日本語教師を一度諦めたのは、「お給料が低い」のも理由でした。
日本語教師の給料はあまり高くありません。というか、どちらかというと低いです。
私は専任講師として働いていましたが、一般企業のときより給料は下がりました。
しかし、一人暮らしでも生活できるぐらいはあるし、少ないけど貯金もしていました。
何より、やりがいがあって、こんなに生き生きと働ける仕事に出会えたことに感謝です。
日本語教師の給料に関しては「日本語教師の収入|日本語教師の給料で生活できる?リアルを公開します」の記事をどうぞ。
日本語教師をやめる人がいるのも事実
私が日本語教師として働いているときに、日本語教師をやめる人も何人も見てきました。
理由は、お給料が少ない、体力が持たないなど、いろいろでした。
私は日本語教師に転職して正解でしたが、やってみて日本語教師が合わない人もいると思います。
私の考えは、
ずっとチャレンジしたかった日本語教師をやってみて、合わなかったなら、それはそれでいいと思っていて、
後悔しないようにやってみたけど、日本語教師に合わないことがわかってよかった
という考えです。
やらないといつまでも後悔が残りますからね。
参考までに、日本語教師が向いている人の特徴と向いていない人の特徴を記事にしていますので、よかったら参考にしてみてください。
日本語教師になった後の悩みについては「日本語教師をやめたほうがいい?その悩みに本気でアドバイスします!」の記事をどうぞ。
どの仕事もいい面もあれば悪い面があります。
いい面だけではなく、悪い面も知った上で日本語教師にチャレンジしたほうがいいです。
【まとめ】20代で日本語教師に転職してよかった!チャレンジしたい人は、若いうちにやってみよう!
結果論ですが、私は20代で日本語教師に転職してよかったです。
「やりたい!」と思ったときにチャレンジしないと、歳を取れば取るほどチャレンジすることが怖くなりませんか?
私は体調を悪くしてしまい一度日本語教師の仕事を休んでいましたが、現在はオンラインで日本語を教え始めました。
「やっぱり日本語教師の仕事は楽しいな」と感じています。
日本語教師はいくつになっても始められるので、興味がある人は日本語教師の資格を取ってみるのもいいと思いますよ。
日本語教師のなり方については「日本語教師になるには?職業別おすすめの日本語教師になる方法はコレ!」で紹介しているので、興味がある人は読んでみてくださいね。
日本語教師の資格を取りたい方はこちら
≫費用の安い日本語教師養成講座ランキング|総合的におすすめはどれ?
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≫日本語教育能力検定試験の合格を目指す|おすすめ通信講座3社を徹底比較
以上、たのすけでした。
日本語教師のまとめ記事はこちら
≫日本語教師になりたい方向けのまとめ記事
≫授業のやり方や教え方で悩んでいる日本語教師の方向けのまとめ記事
≫【完全保存版】日本語授業のやり方や教え方がわかるまとめ記事
≫働き方で悩んでいる日本語教師の方向けのまとめ記事
日本語教師たのすけです。
恥ずかしがり屋で引っ込み思案・周りの目を気にしすぎる私でも、日本語教師の仕事にやりがいを持って働けるようになった授業のやり方を中心に、発信しています。