N3(文法分析)

【N3文法解説】~ぐらい/~くらい(軽視)|用法・例文

たのすけ
たのすけ
N3文法「~ぐらい/~くらい(軽視)」の説明です。

 

用法

接続

普通形+ぐらい/くらい *なA~だ→~な、N~だ→✕

たのすけ
たのすけ
Nにつくときは「ぐらい」を使うことが多いです。

 

意味

  • ~は程度が軽い。
たのすけ
たのすけ
話者が「簡単だ」「つまらない」「重要ではない」と考えているときに使います。

 

例文

  • 1回失敗したくらいで諦めるな。
  • 100m走ったくらいで疲れてしまった。
  • ちょっと寒いくらい平気だ。
  • どんなに忙しくても、メールぐらい送れるはずだ。
  • カップラーメンぐらい誰でも作れる。
  • 日本に留学する前に、ひらがなぐらい覚えるべきだ。
  • 一人暮らしをする前に、洗濯ぐらいできたほうがいい。

 

注意事項

  • 後ろには「大したことではない」「容易だ」「問題ではない」といった意味の言葉が来る。

 

類似文型との違い

~ぐらい/~くらい/~ほど(程度)

  • 意味は「~の程度に」で、どのぐらいのレベルなのか程度を強調したいときに使う。(例)N3に合格できて、涙が出るぐらい嬉しかった。

【参考】~ぐらい/~くらい/~ほど(程度)

 

「~ぐらい/~くらい」と「~ほど」の比較

  • 「~ぐらい/くらい」と同じで意味で使える時と使えない時がある。
  • 話し言葉では「~ぐらい/~くらい」のほうがよく使われる。「ほど」は少し硬い言い方。
  • 軽視 (例)カップラーメン〇くらい ✕ほど)誰でも作れる。
  • 程度 (例)N3に合格して、涙が出る(〇くらい 〇ほど)うれしかった。【参考】~ぐらい/~くらい/~ほど
  • 概数(大体) (例)家から学校まで自転車で10分(〇くらい 〇ほど)だ。
  • 比較(同じ) (例)私と母の身長は同じ(〇くらい ✕ほど)だ。
  • 比例 (例)駅に近い✕ぐらい 〇ほど)家賃が高くなる。【参考】~ほど(比例
  • 否定の比較 (例)日本(✕ぐらい 〇ほど)安全な国はない。【参考】~ほど…(は)ない
  • 比較表現 (例)漢字は書けば書く(✕くらい 〇ほど)、覚えやすくなる。【参考】~ば…ほど

 

 

以上、たのすけでした。

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