N3(文法分析)

【N3文法解説】~ぐらい/~くらい/~ほど(程度)|用法・例文

たのすけ
たのすけ
N3文法「~ぐらい/~くらい/~ほど(程度)」の説明です。

 

用法

接続

普通形+ぐらい/くらい/ほど

たのすけ
たのすけ
動詞とい形容詞の現在形につくことが多いです。

 

意味

  • ~の程度に。
たのすけ
たのすけ
どのぐらいのレベルかと言いたいときで、程度を強調したいときに使います。比喩や具体例を使って表します。

 

例文

  • N3に合格できて、涙が出るくらい嬉しかった。
  • 日本に来たばかりのころは、泣きたくなるぐらい寂しかった。
  • お腹が痛くなるくらい笑った。
  • 毎日会いたいぐらい彼のことが好き。
  • 疲れすぎて、一歩も歩けないほどだ。
  • 今日のアルバイトは死ぬほど疲れた。
  • 顔も見たくないほど嫌いだ。
  • 新発売のお菓子はおもしろいほど売れている。
  • 最近はほど忙しくないので、18時には家に帰っています。

 

注意事項

  1. 話者の意志を表さない動詞や「~たい」につくことが多い。
  2. 「~ぐらい/~くらい」と「~ほど」は同じで使えるが、程度が高いときは「~ほど」を使う。(例)フルマラソンを走って、死ぬ(×ぐらい 〇ほど)疲れた。
  3. 慣用句でよく使われる。(例)緊張して、食事ものどを通らないぐらいだ。/ほっぺが落ちるぐらいおいしい。/足が棒になるほど疲れた。

 

類似文型との違い

~ぐらい/~くらい(軽視)

  • 軽視の意味で、「~は程度が軽い」という意味。
  • 「~ほど」には軽視の意味はない。(例)カップラーメン(〇ぐらい ×ほど)誰でも作れる。

【参考】~ぐらい/~くらい(軽視)

 

~ほど(比例)

  • 意味は「もっと/ますます~だ」
  • 「~ぐらい/~くらい」に比例の意味はない。(例)年を取る(×ぐらい 〇ほど)目が悪くなる。

【参考】~ほど(比例)

 

「~ぐらい/~くらい」と「~ほど」の比較

  • 「~ぐらい/くらい」と同じで意味で使える時と使えない時がある。
  • 話し言葉では「~ぐらい/~くらい」のほうがよく使われる。「ほど」は少し硬い言い方。
  • 軽視 (例)カップラーメン〇くらい ✕ほど)誰でも作れる。【参考】~ぐらい/~くらい(軽視)
  • 程度 (例)N3に合格して、涙が出る(〇くらい 〇ほど)うれしかった。
  • 概数(大体) (例)家から学校まで自転車で10分(〇くらい 〇ほど)だ。
  • 比較(同じ) (例)私と母の身長は同じ(〇くらい ✕ほど)だ。
  • 比例 (例)駅に近い✕ぐらい 〇ほど)家賃が高くなる。【参考】~ほど(比例)
  • 否定の比較 (例)日本(✕ぐらい 〇ほど)安全な国はない。【参考】~ほど…(は)ない
  • 比較表現 (例)漢字は書けば書く(✕くらい 〇ほど)、覚えやすくなる。【参考】~ば…ほど

 

 

以上、たのすけでした。

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