N2(文法分析)

【N2文法解説】~にこたえて|用法・例文

たのすけ
たのすけ
N2文法「~にこたえて」の説明です。

 

用法

接続

N+にこたえて

たのすけ
たのすけ
名詞に接続するときは「NにこたえるN」になり、やや書き言葉的です。

 

意味

  • ~の期待・要望に沿うように~する。

 

例文

  • 両親の期待にこたえて、大学に合格した。
  • 国民の要望にこたえる政治をしてほしい。
  • お客さんのアンコールにこたえて、最後に1曲歌った。
  • 観客の声援にこたえて、絶対に勝ちたい。
  • 子供のリクエストにこたえて、夕飯はカレーにした。
  • 社員の要求にこたえて、有給休暇を取りやすくした。
  • 妻の希望にこたえて、結婚記念日は外食をする予定だ。
たのすけ
たのすけ
Nにつくときは「NにこたえるN」になります。

 

注意事項

  1. Nの部分は、限られた言葉がくる。(期待、要望、希望、声援、アンコール、リクエストなど)
  2. 後件には動詞文が来る。

 

類似文型との違い

~に応じて

  • 意味は「~に対応して」
  • 「~に対応して」の意味になる場合は、「~にこたえて」と置き換え可能。(例)お客さんのアンコール(〇にこたえて 〇に応じて)、最後に1曲歌った。
  • 内容が変化する言葉(金額、成績、状況)の場合は、「~にこたえて」と置き換えできない。(例)状況(✕にこたえて 〇に応じて)、手伝ってください。

【参考】~に応じて

 

~に沿って

  • 意味は「~に合うように」(例)マニュアルに沿って、仕事を進めてください。
  • 期待・目的・要求に応じる意味では同じが、「~に沿って」には、段階を追って対応していくニュアンスがあるが、「~におうじて」にはそれがない。

【参考】~に沿って

 

 

以上、たのすけでした。

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