N3(文法分析)

【N3文法解説】~べきだ/~べきではない|用法・例文

たのすけ
たのすけ
N3文法「~べきだ/~べきではない」の説明です。

 

用法①

接続

V辞書形+べきだ/できではない *する→するべきだ/すべきだ

 

意味

  • (社会通念上・道徳・常識的に)~するのが当然だ/~しなければならない/~しないほうがいい。

 

例文

  • 借りたお金はすぐに返すべきだ
  • 約束は守るべきだ
  • 年上や目上の人には敬語を使うべきだ
  • 困っている人がいたら助けるべきだ
  • 人を見た目で判断するべきではない
  • 人の悪口は言うべきではない

 

類似文型との違い

~なければならない

  • ルールで決まっていることには「~なければならない」を使う。(例)車を乗るときは、シートベルトを(×するべきだ 〇しなければならない)。
  • 自分のことには「~なければならない」を使う。(例)明日までにレポートを(×書くべきだ 〇書かなければならない)。

【参考】「べきだ」と「なければならない」の違いは?|例文で違いを比べてみよう!

 

用法②

接続

V辞書形+べきだ/できではない *する→するべきだ/すべきだ

 

意味

  • ~したほうがいい。(勧め)
  • ~してはいけない/~しないほうがいい。(忠告)

*相手の行為に対して使う。

 

例文

  • A:仕事を辞めたい・・・。 B:続けるべきだ。/辞めるべきではない
  • 明日はテストだから、今日は勉強するべきだ勉強すべきだ
  • 毎日遅刻ギリギリなのだから、あと5分早く起きるべきだ
  • 子どもが悪いことをしたら叱るべきだ
たのすけ
たのすけ
文末の青いマーカーに注目!相手に勧めるときや忠告するときに使うので、「よ」を一緒に使っています。

 

類似文型との違い

~たほうがいい

  • 現実的なことには、「~たほうがいい」を使う。(例)雨が降りそうだから、傘を(×持って行くべきだ 〇持って行ったほうがいい)よ。
  • 道徳的・倫理的なことは、「~べきだ」を使う。(例)子供が悪いことをしたら、(〇叱るべきだ ×叱ったほうがいい)よ。
  • 「~べきだ」の方が強い勧め。

【参考】「べきだ」と「ほうがいい」の違いは?|3つの違いを例文で比べよう

 

形が似ている文型

~べきだった/~べきではなかった

  • 意味は「~しなければよかった」(例)N3に不合格だった。もっと勉強するべきすべき)だった。

【参考】~べきだった/~べきではなかった

 

 

以上、たのすけでした。

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