N2(文法分析)

【N2文法解説】~限り(は)|用法・例文

たのすけ
たのすけ
N2文法「~限り(は)」の説明です。

 

用法

接続

普通形現在+限り(は) *なA~だ→な/である、N~だ→である

 

意味

  • ~の状態が続いている間だけは、同じ状態が続く。
たのすけ
たのすけ
条件の意味があります。

 

例文

  • 熱がある限り、プールに入れません。
  • 食欲がある限りは、元気なので大丈夫ですよ。
  • 両親が許してくれない限りは、結婚できない。
  • 本当のことを言わない限り、あなたを信用できない。
  • この部屋が涼しい限り、ここで勉強しましょう。
  • 元気な限りは、働き続けたい。
  • 丈夫である限りは、畑仕事をするつもりだ。
  • 学生である限り、勉強しなければならない。
たのすけ
たのすけ
青いマーカーに注目!注意事項③を見てください。

 

注意事項

  1. 前にも後にも、状態を表す言葉、時間幅のある表現が来る
  2. 条件の意味を持つ文なので、後件に過去は来ない。「そうでなくなった場合は、逆の結果・事態になる」というニュアンスを含む。
  3. 「~ない限り(は)」は、「~なければ」の意味になる。後件には、「~できない/~わけがない/無理だ」など、不可能・否定・困難を表す表現が来る。

 

類似文型との違い

~からには

  • 意味は「~だから当然/必ず」 (例)日本に留学したからには、日本語がペラペラになりたい。
  • 主観的な文に使う。
  • ある条件になった場合に、当然求められる覚悟・態度・行為などを述べる。
  • 後件には、義務・意志・推量・断定などの表現が来る。

【参考】~からには

 

~以上

  • 意味は「~だから当然/必ず」 (例)日本にいる以上、日本のルールを守るべきだ。
  • 「A以上B」で、Aが成立したら、半ば自動的にBになるという客観的な文に使われることが多い。
  • 規則や建前を述べることが多い。

 

形が似ている文型

形が似ている文型があります。

 

以上、たのすけでした。

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