N3(文法分析)

【N3文法解説】~てならない|用法・例文

たのすけ
たのすけ
N3文法「~てならない」の説明です。

 

用法

接続

Vて形/いA~くて/なA~で+ならない

 

意味

  • とても~だ。
たのすけ
たのすけ
強い感情がわき起こって我慢できないときに使います。

 

例文

  • 父の眼鏡を見ると、死んでしまった父が思い出されてならない
  • 誰かが死んでしまう映画を観ると、泣けてならない
  • N3に合格したかどうか、気になってならない
  • 試合に負けたことが、悔しくてならない
  • 彼女に振られて、悲しくてならない
  • 昨日は寝なかったので、授業中眠くてならなかった
  • もう22時なのに子供が家に帰ってこない。心配でならない
  • 初めてみんなの前でスピーチするので、不安でならない

 

注意事項

  1. 感情や感覚の形容詞を使う。
  2. 一人称に使う。三人称の場合、文末が推量の形になる。
  3. 少し古い言い方。
  4. 動詞は自然にそうなる自発動詞が多い。
たのすけ
たのすけ
思える・思い出される・思われる・感じられる・泣ける・見える・気になる・悔やまれるなどです。

 

類似文型との違い

~てたまらない

  • 意味は「とても~/我慢できないほど~」
  • 「~てたまらない」は「~てならない」よりカジュアルな場面で使う。
  • 痛い、お腹がすく、などの身体感覚を言うときは「~てたまらない」の方が馴染む。
  • 「~てならない」と違い自然にそうなる動作には使えない。(例)誰かが死んでしまう映画を観ると、悲しくて(✕たまらない 〇ならない)。

【参考】~てたまらない

 

~てしょうがない

  • 意味は「とても~で、我慢できない」
  • 強い感情や感覚がわき起こって抑えられないときに使う。(例)風邪を引いたかも・・・。寒くてしょうがない

【参考】~てしょうがない

 

以上、たのすけでした。

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