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たのすけ
N2文法「~たとたん」の説明です。
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用法
接続
Vた形+とたん
意味
- ~した瞬間に。
- ~したのと同時に。
例文
- 椅子から立ったとたん、めまいがした。
- 窓を開けたとたん、蚊が入ってきた。
- 結婚する前は優しかったのに、結婚したとたん、優しくなくなった。
- 激辛カレーを食べ始めたとたん、汗が出てきた。
- 彼女は恋人ができたとたん、きれいになった。
- ベットに横になったとたん、眠くなってきた。
- ロミオとジュリエットは出会ったとたん、恋に落ちた。
- 夏は窓を開けたとたん、蚊が入ってくる。
- N2の試験が終わったとたん、緊張が取れた。
- 新幹線の席で座ったとたん、隣の人が話してきた。
注意事項
- 瞬間的な動作や変化を表す動詞につく。
- 後件に意志・依頼・否定はとれない。(例)家に(✕帰ったとたん 〇帰ると)、シャワーを浴びた。
- 後件には意外な内容がくる。
- 後ろには変化を表す表現が来ることが多い。(例)~てくる、~(ように)なる、~なくなる、~(し)始める
- 話し手の視点は、後ろに置かれる。
- 話し言葉。
たのすけ
例文を見ると、後件はどれも予想していなかったことですね。(②)
類似文型との違い
~やいなや
- 意味は「~するのと同時に」
- 「~たとたん」と置き換え可能。
- 「~たとん」は後件に変化が起こったことに重点が置かれるが、「~やいなや」は時間差がないことに重点が置かれる。
【参考】~やいなや
~なり
- 意味は「~すると同時に」で同じ。
- 「~たとたん」との違いは、「~たとたん」は話者の主観が入るので、実際に時間がすぐでなくても使うことができるが、「~なり」はすぐじゃないと使えない。(例)結婚(〇したとたん △するなり)冷たくなった。←結婚してすぐに冷たくなったかどうか、話者の主観によるので、「~なり」は違和感。
~次第
- 意味は「~したら、すぐ」
- 「~たとたん」」との違いは、「~次第」は意志表現をとることができる。(例)メンバーが(✕集まったとたん 〇集まり次第)、出かけましょう。
【参考】~次第
~か~ないかのうちに
- 意味は「~するのと、ほぼ同時に」(例)映画が終わったか終わらないかのうちに、映画館を出た。
- 「~たとたん」が「~が終わってすぐ」の意味が強いが、「~か~ないかのうちに」は「終わると同時に」の意味になるだは、「~たとたん」は「~が終わってすぐ」の意味が強い。(例)空が光った(〇とたん 〇か光らないかのうちにと)、雷が鳴った。←「~とたん」は光ったあとすぐ雷が鳴った意味になるが、「~か~ないかのうちに」なら、光ったのと雷は同時。
【参考】~か~ないかのうちに
~(か)と思うと/~(か)と思ったら
- 意味は「~すると、すぐに」(例)空が光ったかと思ったら、すぐに雷が鳴った。
- 「~(か)と思うと」は、自分のことには使えないが、「~とたん…」は自分のことに使える。(例)立った(〇とたん ✕かと思うと)、めまいがした。(自分のことなので、「~かと思うと」は✕)
~た弾みに/~た弾みで=~た拍子に/~た拍子で
- 意味は「~したことによって、(つい/うっかり/ふと)」(例)人にぶつかった(弾みで/拍子で)、転んでしまった。
【参考】~た弾みに/~弾みで / ~た拍子に/~た拍子で
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以上、たのすけでした。
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日本語教師たのすけです。
恥ずかしがり屋で引っ込み思案・周りの目を気にしすぎる私でも、日本語教師の仕事にやりがいを持って働けるようになった授業のやり方を中心に、発信しています。