日本語教師の悩み

日本語教師をやめたほうがいい?その悩みに本気でアドバイスします!

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日本語教師をしている人なら誰でも「日本語教師をやめたい…」と思ったことがあるのではないでしょうか。

 

日本語教師は『やりがい』がある仕事であることは間違いありませんが、

世間の人が思っているより大変なこと、辛いこともありますよね。

 

もちろん、私も「日本語教師は自分には向いていないのかな・・・」「日本語教師をやめたい」と思ったことは何回もあります。

【参考】「日本語教師をやめよう。」と思った出来事|新人の頃の体験談

 

現に、体調を悪くしてしまい、一度日本語教師の仕事を休職していました。現在は、オンラインで日本語を教えています。

 

たのすけ
たのすけ
この記事を書いているのは、日本語教師のたのすけ(@t_tanosuke)です。以前は日本語学校で専任講師をしていましたが、現在はオンライン日本語教師として働いています。

 

誰にも相談できずに悩んでいるあなた!一人で悩まないでください!

この記事では、8つの悩みについて、アドバイスや私の見解を述べています。

  1. 日本語教師はお金にならないけどやりがいを感じているから、やめようか悩んでいる。
  2. お給料が低いのに残業ややることが多いので、やめようか悩んでいる。
  3. 副業として日本語教師を選択したから、続けるか悩んでいる。
  4. 教案作成や授業準備に疲れてしまい、やめようか悩んでいる。
  5. 授業をするのが楽しくないので、やめようか悩んでいる。
  6. クラスマネージメントができないので、やめようか悩んでいる。
  7. 日本語の授業はいいけど、それ以外のことが原因でやめようか悩んでいる。
  8. 日本語学校の人事評価があいまい。人材を育てる気もないので、やめようか悩んでいる。

 

「日本語教師をやめるかどうか悩んでいる」なら、

何か解決する糸口が見つかるかもしれません。ぜひ読んでみてくださいね。

 

「日本語教師をやめようかな」と悩む4つのパターン

まず、「日本語教師をやめようかな」と悩んでいる方の悩みを4つに分けました。

  1. 給料が少ない。
  2. 体力的にきつい。
  3. 授業やクラスが怖い。
  4. 学校の方針・同僚・仕事内容が合わない。

詳しく解説していきます。

1.給料が少ない

財布

まず一つ言えるのは、残念ながら「日本語教師」はお金にはなりません。

勤務時間以外での授業準備や採点作業などを考えたら、「時給はいったいいくらになるの?」と思うぐらい少ないです。

たのすけ
たのすけ
特に、日本語教師になったばかりだと、授業準備に時間がかかります。

 

授業準備については「授業準備が終わらない!?~日本語教師の授業準備にかかる時間~」の記事に詳しく書いています。

 

給料が少なくても日本語教師にやりがいを持ってやっている人もいれば、生活していくことが難しくなりやめてしまう人もいます。

 

2.体力的にきつい

疲れ

最初はお給料が少なくてもモチベーション高く仕事が続けられます。

でも、夜な夜な教案作りや授業準備をしていると、疲れがたまってきます。

 

疲れって人の心をネガティブにさせるんですよね。

日本語教師にやりがいを感じながらも、「教案作成」や「授業準備」に疲れてしまって、日本語教師をやめる人もいるのが現実です。

たのすけ
たのすけ
日本語教師は「体力勝負」とも言われますよね。

 

3.授業やクラスが怖い

黒板と黒板消し

憧れて日本語教師になったものの、憧れと現実にギャップがあった方もいると思います。

クラスで授業をするのが怖くなってしまったり、学生と向き合うのが怖くなってしまったり・・・。

これを理由に日本語教師をやめていく人もいます。

 

4.学校の方針・雰囲気・同僚、仕事内容などが合わない

学校の方針・雰囲気・同僚、仕事内容などが合わない

日本語学校も学校よって方針も雰囲気も違います。

  • JLPTに合格することが大切なのか
  • コミュニケーションが取れることを重視しているのか
  • とりあえず進学させることが大切なのか

 

応募するときに、日本語学校について調べていても、実際に働いてみないとわからないこともありますよね。

特に一緒に働く同僚、教務主任、経営者とそりが合わないということもあって、これらが原因で辞める人もいます。

たのすけ
たのすけ
職場の環境は大切です。

 

「日本語教師をやめたほうがいい?」と悩む8つの悩みに回答します!

それでは、「日本語教師をやめたほうがいいのかな…?」と悩んでいる8つのケースを考えてみましょう。

1.日本語教師はお金にはならないけど、やりがいも感じる

日本語教師になりたてのころは、特に授業準備に時間もかかって教案作成に追われます。

「時間がない」「疲れた」さらには「給料も少ない」とくるので、くじけそうになることも多いです。

 

しかし、そんなときは、なぜ日本語教師になったのかもう一度考えてみましょう!

「留学生をサポートしたい」など何か日本語教師になるきっかけがあったのではないでしょうか。

 

えこさんのように、「日本語教師をやめる」という選択を思いとどまっているのは「学生」がいるからです。

やめようと思ったときに学生のことが頭に浮かんだ人は、もう一度学生のことを考えてみませんか?

やめるのはいつでもできるけど、その学生のサポートをできるのは「今」だけです。

 


お金にならなくてもどんなに授業準備に時間がかかっても、
その努力した分、

学生のサポートや日本語の上達を感じられたり、学生の笑顔が見られているのではないでしょうか。

きっと『やりがい』につながっているはずです。

たのすけ
たのすけ
仕事に何を求めるかでも、変わってきますよね。日本語教師をしている人は「やりがい」を求めている人が多いような気もしますが、日本語業界自体が変わらなければならないとも思います。

 

2.お給料が低いけど、残業ややることが多い


しっかりしたお金を稼ぎたいと思っているなら、日本語教師はおすすめできません。

家でも授業準備などすることはあるので、プライベートを充実させたいと思うなら、余計おすすめできないです。

 


日本語教師のいいところは、何歳になっても活躍できることです。

まずはしっかりした収入と生活の基盤が整ってから日本語教師になっても遅くないと思いますよ。

このタイプの人は転職を考えてみるものありです。

 

こちらの記事も参考にどうぞ≫日本語教師の悩み相談(2)「日本語教師の給料だけでは、生活できない」

 

3.副業として日本語教師を選択した


日本語教師を副業としてやるのは難しいです。

なぜかというと、授業以外に授業準備など時間が必要だからです。

教案・教材作成、宿題・テストの採点、、、やることはたくさんあります。

 

今の仕事+αの副業として日本語教師をするなら、あまりおすすめしません。

日本語教師はお金にはならないので、もっと効率よく稼げる仕事はあります。

 

日本語教師をやりたいならメインを日本語教師にし、副業でアルバイトをすることをおすすめします。

あとから後悔しないために、日本語教師を副業で始めたor始めるなら、まず日本語教師のデメリットにも目を向けてみましょう!

  • 「お金を稼ぎたい」なら、日本語教師はおすすめしない。
  • 日本語教師は「やりがい>給料」の世界。
  • 「教えることが好き」「学生の成長を見たい」「学生を応援したい」と少しでも思っているなら、もう少し続けてみるべき。

 

副業として日本語教師をするなら、オンライン日本語教師がおすすめです

 

日本語学校とは違い会話メインのレッスンが多く、また、オンライン日本語を提供する会社に登録すれば、教材が準備されている場合もあります。

オンライン日本語教師なら自分のスケジュールに合わせて働けるので、副業としてもやりやすいと思います。

オンライン日本語教師の求人はこちら≫日本語教師のオンライン求人のまとめ

たのすけ
たのすけ
実際にオンラインで日本語を教えていますが、専任講師時代よりも今の方が負担は少ないと思います。

 

4.教案作成・授業準備に疲れた

日本語教師になった最初の3年はがむしゃらに全力疾走して頑張ってきた人も多いのではないでしょうか。

日本語教師になりたてのころは、授業準備も忙しいし、クラスマネージメントもうまくいかないしで、試行錯誤が多いけど気力でなんとかなっていたという人もいると思います。

 

しかし、webjapanese 日本語教育さんのように、日本語教師になって3年経ったころに、ふと疲れがどっとくるかもしれません。

このタイプの人は、はまずは自分のキャリアを考えてみてはどうでしょうか。

 

もし専任講師として3年日本語教師をやったのなら、教務主任にだってなれます。

日本語教師としてキャリアを積みたいのか、それとも違う職業に転職したいのか。

 

ある程度日本語教師のこと、日本語業界のことをわかっていると思うので、もう一度自分のやりたいことを考えてみましょう。

転職を考えているなら、自分の市場価値をチェックしてみるのも面白いと思います。

日本語教師から転職|やめる前にミイダスで自分の市場価値を知るべき!

 

  • 肉体的疲労は精神を弱くさせる。
  • 日本語教師としてどうキャリアを積みたいのかを考える。
  • 日本語教師を続けるべきか、専任講師がいいのか非常勤講師がいいのか、それとも転職して違う職業を選んだほうがいいのかを考える。
たのすけ
たのすけ
一度日本語教師をやめたって、また始められますよ!一度休んでゆっくり考えてもいいと思います。

 

5.授業をするのが楽しくない…

クラスによって、雰囲気は全然違います。

  • 積極的に授業に参加してくれるクラス
  • 勉強熱心なクラス
  • おしゃべりばかりしているクラス
  • 寝たり携帯電話で遊んでばかりいるクラス

 

いろんなクラスがあるので、日本語教師にとって「授業がやりやすいクラス」「やりにくいクラス」はたまた「授業をしたくないクラス」があります。

 

日本語教師のやりがい、モチベーションは「学生」によるものが大きいので

クラスが悪かったら、日本語教師そのものを続ける意味を見出せなくなってしまいます。

 

「授業がやりづらい」で日本語教師をやめる選択をする前に、まずはその原因をよく考えてみましょう。

原因によっては、環境を変えれば解決できるかもしれません。

 

  • 学生の質が悪い⇒学校を変更するのもあり。
  • 授業が楽しくない⇒教えること、授業自体が嫌なら日本語教師をやめる。しかし、その根底に「学生の質」に問題があるなら、学校を変えてみるという選択肢をする。

 

こちらの記事も参考にどうぞ≫日本語教師の悩み相談(3)「学生が日本語の勉強にやる気がない」

 

6.クラスマネージメントができない

 

クラスマネージメントは大変です。

特に新人のころは、学生の扱い方がわからなくてうまく叱れないためにクラスコントロールができないこともあります。

私は日本語教師になったばかりの頃、授業にやる気のないクラスを教えていて、日本語教師をやめようと本気で思ったことがあります。

【参考】「日本語教師をやめよう。」と思った出来事|新人の頃の体験談

 

まずはやめるという選択をする前にベテランの先生の授業見学をして、

学生対応やクラスコントロールを見学させてもらってはどうでしょうか?

 

先輩の日本語教師は、あなたと同じ経験を経て今に至るのです。

相談すれば、きっと親身になってアドバイスしてくれるはずです。

 

自分に原因がある場合は、今の現状を打破できるヒントがあるはずです。

もしかしたら、自分に原因がない場合もあるかもしれません。

どこの国にも問題児というものはいますからね。

 

クラスマネージメントができない原因が「学生」の場合は、潔く学校を変えるのもありですよ。

問題学生のせいで日本語教師をやめてしまうのはもったいないです。

日本の学校でも学級崩壊など騒がれていますが、残念ながら同じような日本語学校もあるようです。

 

場合によっては、「もう日本語教師をしたくない…」と思うまでになってしまいます。

この場合は早急にどうにかしないと、精神がやられてしまいます。

とりあえず、すぐ行動に移しましょう。

  • 学校によって「学生の質」には差がある。
  • 学生に問題があるのか、それとも日本語を教えること自体嫌になってしまったのか、原因を考えてから行動する。
  • 学校を変えたら解決できる問題なのか、日本語教師自体を辞めたほうがいいのか、冷静に考える。

 

こちらの記事も参考にどうぞ≫日本語教師の悩み相談(1)「日本語教師の理想と現実にギャップがあった」

 

7.授業以外のことが原因でやめたい

日本語教師は日本語を教えるだけが仕事じゃありません。

もちろん、非常勤講師なら「授業」だけが担当の場合が多いです。

授業以外にもやることはいっぱいあります。

 

仕事内容については「日本語教師の仕事内容~日本語を教えるだけだと思っていませんか?~」に書いていますので、よかったらご覧ください。

 

授業をするのは好きという人は、非常勤講師やプライベートレッスン、オンラインレッスンをして続けるという選択肢もあります。

もちろん収入面では不安定になると思うので、よく考えたいところです。

日本語教師の働き方については「日本語教師の働き方6選|日本語学校?オンライン?どれがいい?」ご覧ください。

 

まずは日本語教師をやめたいのか、その原因が学生と授業以外のことなのかどうか、もう一度考えてみましょう!

たのすけ
たのすけ
日本語学校以外にも働く場はありますよ~!

 

8.人事の評価基準があいまいで、人材を育てる気がない

日本語学校の昇給基準は、私もあまりわかっていません。

具体的に昇給基準を示している日本語学校はほとんどないと思います。

それから、ハッキリ言ってしまうと、日本語学校は人材を育てるのが上手じゃないと思っています。

そもそも人数が足りていないので、教育までできないというのが正しいかもしれません。

 

人材を育てようとしているかどうかは、面接のときに

「研修はあるのか」

「授業見学をしてもいいのか」

「教案を出す必要があるのか(教案提出があれば、教案の添削をしてくれます)」

と、聞いてみることで少しはわかると思います。

 

人材を育てることを重視しているかどうかも、実際は入ってみないとわかりません。

これが経営方針であるならば変わらないことも多いので、学校を変えることを考えてもいいかもしれません。

  • 一緒に働く同僚と性格が合う合わないは重要。
  • 働く環境が悪いとストレスもたまるので、学校を変えることを検討する。
  • 環境だけじゃなく、自分自身も変わる努力をする。
たのすけ
たのすけ
私の場合、日本語学校で働くよりも、オンライン日本語教師として働く方が合っていて、今は「のんびり」「楽しく」働けています。

 

日本語教を辞めたけど、また日本語教師になった人もいるよ!

日本語教師をやめる理由はいろいろあると思いますが、一度日本語教師をやめてもまた日本語教師に戻る人もいます

実際に私の周りにも結構います。というか、私自身がそうです!

一時期休職していた日本語教師の仕事を、オンラインで教えるという形で再開しました。

【参考】専任講師をしていた私がオンライン日本語教師に転職した3つの理由

 

日本語教師は続けるのは簡単なことではありませんが、

一度やめても日本語教師に戻ってくる人がいるのは、この仕事に魅力ややりがいがあるからだと思います。

私も、日本語教師の仕事はやっぱり楽しいなぁと感じている今日のこの頃です^^

たのすけ
たのすけ
改めて、「やっぱり日本語教師の仕事はいいなぁ」と思います。

 

【まとめ】日本語教師をやめたいと思ったら、原因と解決法を考えよう!

「日本語教師をやめようかな…」と悩んでいる方の解決の糸口にはなったでしょうか。

日本語教師をやめたい理由は人それぞれですが、やめるという結論を出す前に2つのことを考えてみてください。

  • どうして日本語教師になったのか(きっかけ)
  • 日本語教師を「やめたい」と思った原因は何か、やめる前に解決できる方法はないか

 

私は日本語教師は大変だけどやりがいもあって、いい職業だと思います。

他の日本語教師の方の声もを「日本語教師のやりがい5選|私が日本語教師を続ける理由!」にまとめたので読んでみてください。

 

日本語教師を続けることに悩んでいるなら、一度やめるのもありです。

一度辞めたとしても、またやりたくなったらチャレンジすればいいんですよ。

大丈夫です。今日の悩みは、将来になったらちっぽけな悩みになりますから。

 

私も悩んでいるときに助けられた本があります。

日本語教師をやめる?続ける?|後悔しない決断のために、絶対読むべき本!」の記事で紹介しているので、よかったら読んでみてください。

 

日本語教師をやめようか悩んでいるなら、まずは自分の市場価値を調べてみませんか?

日本語教師をやめようと思っても、日本語教師は特殊な職業なので、一般企業で働くことに少なからず不安もあるのではないでしょうか。

まずはミイダスで自分の市場価値をチェックしてみましょう。

MIIDAS(ミイダス)で市場価値を調べる

 

以前、私もこのサービスを使ってみました。

詳しくは「日本語教師から転職|やめる前にミイダスで自分の市場価値を知るべき!」という記事に書いているので、ご覧ください。

 

以上、たのすけでした。

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日本語教師たのすけです。

恥ずかしがり屋で引っ込み思案・周りの目を気にしすぎる私でも、日本語教師の仕事にやりがいを持って働けるようになった授業のやり方を中心に、発信しています。

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